
この記事でわかること
- 子猫の適正な睡眠時間(月齢別の目安)
- 「ただの寝すぎ」と「病気のサイン」の見分け方
- 子猫がぐっすり眠れる寝床・寝室環境の整え方
- 寝床選びでよくある失敗とその回避策
子猫の睡眠時間が長すぎて「寝てばかりで大丈夫?」と心配になっていませんか?
実は、子猫が1日の大半を眠って過ごすのは、健やかな成長のために欠かせない自然な行動です。
とはいえ「正常な寝すぎ」と「異常のサイン」の境目は、初めて子猫を迎えた飼い主さんには分かりづらいもの。
この記事では、ペットの睡眠習性を研究してきた猫ベッド専門店【MofuRoom】の知見をもとに、月齢別の適正睡眠時間・病気との見分け方・安心して眠れる環境づくりまでを丁寧に解説します。
読み終える頃には、安心して子猫の成長を見守れるようになりますよ♪
記事の監修者

「うちの子、1日中寝てるけど大丈夫かな…」
そう心配になる気持ち、よくわかります!でも安心してください。
子猫が1日18〜20時間眠るのは、ごく普通のことなんです。
| 区分 | 平均睡眠時間 | 1日に占める割合 |
|---|---|---|
| 新生子猫(生後0〜3週) | 約20〜22時間 | 約90% |
| 子猫(生後1〜6ヶ月) | 16〜20時間 | 約70〜85% |
| 成猫 | 12〜16時間 | 約50〜65% |
特に生まれたばかりの頃は、ミルクを飲む時以外ほぼ眠っている状態です。
ちなみに、猫の名前の由来は「よく寝る子」→「寝子(ねこ)」という説もあるほど。
それくらい、猫は眠ることが多い動物なんですね。
1日の約90%を眠って過ごします。
ミルクを飲む時以外は、ほとんど目を覚ましません。
この時期はとにかく眠ることが仕事!体温調節も未熟なので、母猫やきょうだい猫と寄り添って眠るのが基本です。
睡眠時間は18〜20時間ほど。
好奇心が出てきて動き回るようになりますが、すぐに疲れてコテンと眠ってしまいます。
「遊ぶ→食べる→寝る」のサイクルが短いのが特徴です。
睡眠時間は16〜18時間程度に。
この頃から「夜の大運動会」が始まる子も…!体つきもしっかりしてきて、やんちゃ盛りの時期です。
12〜16時間と、成猫に近い睡眠時間になります。
生活リズムも安定してくるので、飼い主さんも少しラクになりますよ。

なぜ子猫はこれほど長く眠るのでしょうか?理由を知ると、納得できるはずです。
① 成長ホルモンは眠っている間に分泌される
人間の赤ちゃんと同じで、子猫も寝ている間に成長ホルモンが出ています。
骨や筋肉の発達には、たっぷりの睡眠が欠かせないんです。
② 肉食動物は体力を温存する習性がある
猫はもともと狩りをして生きてきた動物。
狩り以外の時間は体力を温存する習性があり、それが今も受け継がれています。
③ 浅い眠りが多いから長時間必要
猫の睡眠の約80%は、浅い眠り(レム睡眠)なんです。
深く熟睡している時間は意外と短いので、トータルで長い睡眠が必要になります。
寝ている時に耳がピクピク動くのは、浅い眠りの証拠ですよ♪
MofuRoomでは、ペットの睡眠習性を研究する中で、寝姿勢ごとに合うベッド形状をまとめています。
| 寝姿勢 | 心理状態 | 相性のいいベッド形状 |
|---|---|---|
| 丸まって寝る(アンモニャイト) | 体温保持、やや警戒 | ラウンド型・フチ高め |
| 安心しているが体温は保ちたい | リラックス+保温 | ドーム型・ラウンド型 |
| もぐって寝る | 安全な隠れ場所を求めている | ドーム型・トンネル型 |
| 仰向けで寝る(ヘソ天) | 完全にリラックス | フラット型・クッション型 |
| 顔を隠して寝る | 光を遮りたい、深く眠りたい | ドーム型・半円型 |
寝姿勢は季節や体調でも変わります。
複数の形状を用意して使い分けるのも効果的ですよ。
💡 ワンポイント
子猫期は警戒心が強くもぐりたがる子が多く、成長とともにヘソ天で寝る頻度が増えていく傾向があります。
寝床も成長に合わせて見直してあげましょう。

寝てばかりでも、すべてが異常というわけではありません。
ここでは、正常なケースと注意が必要なケースの違いを解説しますね。
起きている時に元気があれば、まず問題ありません!
こんな様子なら、安心して見守ってあげてくださいね。
目を覚ましても遊ばず、すぐにまた眠ってしまう場合は少し注意が必要です。
こんな症状があれば、早めに動物病院を受診しましょう。
以下のような症状は緊急性が高いです!
迷わず、すぐに動物病院へ連れて行ってくださいね。
可愛い寝顔を見ると、つい構いたくなりますよね。
でも、次のような行動は避けてあげてください!
❌ むやみに起こさない
気持ちよさそうに眠っている子猫を、撫でたり声をかけたりして起こすのはNG。
成長ホルモンの分泌を妨げてしまう可能性があります。
スキンシップは、起きている時間にたっぷりと♪
❌ 寝ている子猫を移動させない
「ここは寒そう…」と思っても、眠っている子を抱き上げて移動させるのは避けましょう。
猫は自分で快適な場所を選んで眠っています。
良かれと思っても、かえってストレスになることがあるんです。
❌ 写真を撮る時はフラッシュ禁止
寝顔が可愛くて写真を撮りたくなりますが、フラッシュは厳禁!猫の目は光にとても敏感なので、強い光は大きなストレスになります。
撮影は自然光で、そっと撮ってあげてくださいね。
「子猫が夜中に走り回って眠れない…」というお悩み、多いですよね。
実は、猫は夜行性ではなく 「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」 という性質を持っています。
これは明け方と夕暮れに活発になる習性のこと。
朝4時に起こされたり、夜中に運動会が始まったりするのは、この習性のせいなんです。
1. 日中にしっかり遊ばせる
1回15分程度の遊びを、1日に数回行うのがおすすめ。
体力を使い切れば、夜はぐっすり眠ってくれるようになりますよ♪
2. 夜中に構わない
鳴いたり暴れたりしても、構ってしまうと「騒げば相手してもらえる」と学習してしまいます。
ごはん・水・トイレに問題がなければ、心を鬼にして無視することも大切。
根気強く続けると、少しずつ飼い主さんの生活リズムに合わせてくれるようになります!

質の良い睡眠のためには、環境を整えてあげることも大切です。
夏はエアコンで涼しく、冬は暖房で暖かく保ってあげてください。
極端な温度変化は、睡眠の質を下げてしまいます。
猫は気分や気温によって寝る場所を変える習性があるので、寝床は1箇所だけでなく複数あると◎。
日当たりの良い場所、涼しい場所など、バリエーションを持たせてあげると喜びますよ♪
「せっかく可愛い猫ベッドを買ったのに、全然使ってくれない…」これは飼い主さんからよく聞くお悩み。
実は寝床が合わないと、子猫の睡眠の質が下がってしまうこともあります。
MofuRoomで寄せられたご相談を分析した結果、原因はだいたい次の4つに集約されます。
原因① サイズが合っていない
小さすぎると窮屈で入らず、大きすぎると安心感が得られません。
子猫の体長を測り、丸まった状態でちょうど収まるサイズが目安です。
成長を見越してワンサイズ大きめを選びがちですが、子猫期は「ジャストサイズ」のほうが安心して眠れます。
原因② 素材の匂いが気になっている
新品のベッドには化学的な臭いが残っていることがあります。
ペットの嗅覚は人間の数万〜数十万倍。
開封後は一度陰干ししてから使用すると受け入れやすくなります。
原因③ 置き場所がペットの好みと合わない
人通りが多い場所、直射日光が当たる場所、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
子猫がふだんよく寛いでいる場所の近くに置くのがベストです。
原因④ 形状が寝姿勢に合わない
もぐるのが好きな子にフラット型ベッドを買っても使ってくれません。
前章の「寝姿勢別・相性のいいベッド形状」表を参考に、まずは愛猫の普段の寝姿勢を観察してから形状を選びましょう。
💡 MofuRoomのベッド評価基準
当サイトでは、ペットの睡眠習性に基づき、以下の4つの基準で全商品を評価しています。
- ①習性への適合:丸まる・もぐる・伸びるなど、ペットの寝姿勢に合った形状か
- ②素材の安全性・肌触り:肌に優しい素材か、化学的な臭いがないか、アレルギーリスクは低いか
- ③保温性・通気性:季節に応じた温度調節ができるか、蒸れにくい構造か
- ④お手入れのしやすさ:洗濯機で丸洗い可能か、型崩れしにくいか、毛がつきにくいか
「かわいい」だけでなく「ペットが本当に使ってくれる」ベッドを選ぶことが、MofuRoomの選定ポリシーです。

子猫の寝相を観察すると、今の気持ちや体調がわかることも。
普段からチェックしておくと、異変に気づきやすくなります!
🐾 お腹を見せて寝ている(へそ天)
→ 完全にリラックス♪ 安心できる環境で暮らせている証拠です。
🐾 丸くなって寝ている
→ 寒さを感じているか、周囲を警戒している可能性あり。
冬場なら室温を上げてあげてください。
🐾 急に丸まって寝るようになった
→ 要注意! どこか痛みがあったり、体調が悪かったりする可能性があります。
食欲や元気も確認して、気になる場合は病院へ。
新しくお迎えした子猫がなかなか寝てくれない…という場合、焦らなくて大丈夫!
子猫にとって、新しい家に来ることは大きな環境の変化。
知らない場所、知らない匂い、知らない人…すべてが初めてで緊張しているんです。
環境に慣れてくれば、自然と眠るようになりますよ♪
ただし、1週間以上経っても落ち着かない場合や、ごはんを食べない・下痢や嘔吐があるなどの症状がある場合は、早めに動物病院で相談してくださいね。

子猫が1日18〜20時間眠るのは、成長のために必要な自然なこと。
寝てばかりいても、起きている時に元気があれば心配いりません!
こんな時は早めに病院へ
そして、質の良い睡眠のためには 「寝姿勢に合ったベッド」「快適な温湿度」「安心できる場所」 の3つが揃っていることがポイント。
睡眠は、健康な体を作るための大切な時間です。
快適な環境を整えて、たっぷり眠らせてあげてくださいね♪
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
MofuRoom(モフルーム)は、ペットベッドに特化した専門通販サイトです。 「かわいいが基準のベッド選び」をコンセプトに、デザイン性と機能性を両立したベッドだけを厳選しています。
一般的なペット用品サイトとは異なり、ペットの睡眠習性を起点に、「素材の安全性」「保温性・通気性」「お手入れのしやすさ」「インテリアとの調和」の4つの基準で全アイテムを評価。
愛猫・愛犬が本当に使ってくれるベッド選びをサポートします。