
最近、うちの子の寝ている時間が増えたな、、、と感じていませんか。
シニア期に入った猫ちゃんは、体温調節が苦手になったり、関節がこわばって高い縁を乗り越えにくくなったりと、若い頃とは快適なねぐらの条件が少しずつ変わってきます。
「今までのベッドで本当にいいのかな」と迷う飼い主さんに向けて、この記事では老猫のベッド選びで見ておきたい5つのポイントと、タイプ別のおすすめを丁寧にご紹介します。
あなたのおうちの子にぴったりの、あったかくて安心できる一枚を見つけてみてくださいね。
記事の監修者
シニア期に入ると、一日の大半を寝て過ごす猫ちゃんが多くなります。
眠る時間が長いということは、それだけベッドの快適さが暮らしの質に直結するということなんですよね。
若い頃は元気にジャンプしていた子も、年齢を重ねると関節がこわばってきたり、筋力がゆるやかに落ちてきたりします。
もちろん個体差はありますが、「前は平気だった高い縁が、最近ちょっと億劫そう」というサインが出てくることも。
さらにシニア猫は体温調節が苦手になりがちで、寒さを感じやすい傾向があります。
だからこそ、保温性と出入りのしやすさを両立した一枚が頼りになるんです。
まずは、選ぶときに見ておきたいポイントから整理していきましょう。
冷えは、シニア猫にとってこたえやすいもの。
裏起毛(=生地の裏側をふわっと起毛させた、暖かみのある加工)やボア(=羊毛のようにもこもこした起毛素材)を使ったベッドは、体温を逃がしにくく、寒い季節の強い味方になります。
潜り込める形なら、こもった空気でさらにぽかぽか。
半円ドーム型(=屋根のように一部が囲われ、包まれる形)はその代表格です。

潜るのが好きな子には、こんなタイプから見てみてください。
内側は裏起毛、外側はコーデュロイ調(=畝のある上品な風合いの生地)。
もぐり込みやすい半円ドームなので、包まれる安心感とあたたかさを一度に叶えてくれます。
スリッパのように足先からすぽっと入れる形も、シニア猫に人気なんですよ。
短毛ボア素材でほどよくあたたか。
中にもぐれる設計だから、寒い時季に体を丸めてうとうとするのにぴったりです。
関節への負担を考えると、またぎやすい低めの縁や、すっと入れる広い入り口が安心です。
あごをちょこんと乗せられる縁付きなら、首まわりもラクに休められます。

首元までやさしく支える楕円型で、あご乗せ設計が特徴。
サイズ展開が幅広いので、体格に合わせて「またぎやすい高さ」を選びやすいのが嬉しいポイントです。
洗える素材なのも、シニア期には心強いですよね。
高い縁が苦手になってきた子は、フラットに近い形から試してあげるのも一つの手です。
寝ている時間が長いぶん、底付き感のないふっくらしたクッションだと体への負担が和らぎます。
厚手で弾力のあるものは型崩れもしにくく、長く使いやすいんです。
弾力クッションをたっぷり使った厚手設計で、包み込まれるような寝心地。
しかも丸洗い(=本体ごと洗えること)に対応しているので、清潔をキープしやすいのも◎……ではなく、しっかり頼れるポイントです。
雲の上のようなふわふわ感が好みなら、こちらも。
立体的な縁取りが体を優しく囲い、保温性も良好。
丸洗いできるので、お手入れのハードルが低いのも魅力なんです。
シニア期は、トイレが少し間に合わなかったり、被毛の汚れが気になったりすることも出てきます。
気持ちよく使い続けるために、洗える・乾きやすいは外せない条件です。
ソファ型でさらっとしたタオル生地、洗濯機にそのまま入れられるオールシーズン仕様。
背もたれと肘掛けが、もたれかかる安心感も生んでくれます。
季節を問わず使いやすいので、一枚あると重宝しますよ。
年齢を重ねると、少し物音に敏感になったり、落ち着ける場所を求めたりする子もいます。
ぐるりと囲われた形は、そんな猫ちゃんにそっと寄り添ってくれるんです。

長毛ボア素材の高級感あるくつろぎベッド。
半包囲型の立体設計に、ふんわり小枕付きで、あごや首を預けてうとうとできます。
リビングに置いてもなじむ上質な見た目なので、お部屋の雰囲気を大事にしたい飼い主さんにもおすすめです。
もぐらず、ほどよく囲まれて眠りたい子にはかまくら型(=半分囲われた、もぐり込める丸い形)もよく合います。
長毛素材が全身をやさしく包み、保温性もしっかり。
中で丸まって眠る姿の愛らしさは、見ているこちらまで癒やされます。
シンプルに「丸くて深い」形が落ち着く子には、こちらも候補に。
なめらかな起毛素材の丸型で、内側はふかふか。
猫ちゃんが丸まる習性に寄り添った形なので、すっぽり収まって安心して休めます。
シニア猫は寒さがこたえやすいぶん、冬場は特にあたたかさを意識してあげたいところ。
室温が下がりやすいおうちなら、温度を調整できるタイプを持っておくと安心です。

取り外せる加熱シート付きの2段構造ドーム。
室温に合わせて温度を調整しやすく、寒い夜もぽかぽかに過ごせます。
低温やけどが心配な場合は、長時間つけっぱなしにせず様子を見ながら使ってあげてくださいね。
一方で、年間を通して使えるオールシーズン素材を一枚持っておくと、季節の変わり目もスムーズ。
先ほどのタオル生地ソファ型(さらっと快適なオールシーズン仕様)などは、その役割にぴったりです。
新しいベッドを置いても、最初はそっぽを向く……というのは猫ちゃんあるあるですよね。
シニア期はなおさら、慣れた環境を好む子が多いです。
焦らず、いくつか工夫してみてください。
それでも「最近あまり眠れていなさそう」「食欲やトイレの様子がいつもと違う」など気になるサインがあるときは、ベッドの問題だけでなく体調の変化が隠れていることもあります。
心配なときは、早めにかかりつけの獣医師さんに相談してみてくださいね。
老猫のベッド選びは、あたたかさ・出入りのしやすさ・クッション性・洗いやすさ・安心感の5つを軸に考えると、ぐっと選びやすくなります。
すべてを一枚で完璧に満たす必要はありません。
「うちの子は寒がりだから保温重視」「関節が気になるから低い縁を」と、その子の今の様子に合わせて優先順位をつけてあげるのが、いちばんの近道なんです。
シニア期は、一緒に過ごせる時間をより大切にしたい季節。
あなたのおうちの子が、ふかふかのベッドで安心して長く眠れますように。
お気に入りの一枚を、ゆっくり探してみてくださいね。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
MofuRoom(モフルーム)は、ペットベッドに特化した専門通販サイトです。 「かわいいが基準のベッド選び」をコンセプトに、デザイン性と機能性を両立したベッドだけを厳選しています。
一般的なペット用品サイトとは異なり、ペットの睡眠習性を起点に、「素材の安全性」「保温性・通気性」「お手入れのしやすさ」「インテリアとの調和」の4つの基準で全アイテムを評価。
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