
ペットと暮らしていると、どうしても気になるのが臭いの問題ですよね。
「来客があるとき、部屋の臭いが気になる…」
「消臭スプレーを使ってるのに、なんだか効いてない気がする」
「ペットが舐めても大丈夫なの?」
こんな悩みや疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事を書いているMofuRoomは、ペットベッド専門店として日々ペットオーナー様から「ベッドの臭いケア」「お部屋の消臭」に関するご相談を多数いただいています。
その中で蓄積してきた現場の知見と、獣医師監修の文献・公的機関の情報をもとに、本記事では**「ペット 消臭スプレー」の選び方から成分の安全性、手作りレシピまで**、実践目線でわかりやすくお伝えします♪
記事の監修者

消臭スプレーを選ぶ前に、臭いの原因を把握しておきましょう!
原因によって効果的な対策が変わってきますよ。
| 臭いの種類 | 原因 | 対策ポイント |
|---|---|---|
| 体臭 | 全身にある汗腺(アポクリン腺)から分泌された皮脂が、皮膚常在菌に分解されて発生 | こまめなブラッシング・シャンプー |
| 口臭 | 歯垢・歯周病が主因。 あちこち舐めることで臭いが移ることも |
デンタルケア習慣 |
| 排泄臭 | おしっこやうんちから発生するアンモニア臭 | トイレのこまめな清掃+消臭 |
特に梅雨や夏場は湿度と皮脂分泌の影響で体臭が強くなりやすいので、こまめなケアが大切です。
猫の尿には**「フェリニン」**という猫特有のアミノ酸が含まれていて、空気に触れて分解されるとスカンクの分泌液と類似の硫黄系化合物(チオール類)に変化します。
これが「猫のおしっこ独特のツンとした臭い」の正体です。
特に去勢していないオス猫はフェリニンの分泌量が多く臭いが強烈で、壁や家具へのスプレー行為(マーキング)もあるため、しっかり対策したいところですね。
うさぎは体臭が少ない動物ですが、ケージの掃除を怠るとアンモニア臭が部屋に充満してしまうことも。
フェレットは臭腺から分泌される物質による独特の体臭があります(去勢・臭腺除去手術である程度軽減可能)。
小動物を飼育している場合は、ケージ周りをこまめに消臭することがポイントです♪
💡 MofuRoomの選定ポリシー(消臭スプレー版)
当店ではペットベッドを評価する際に「①習性適合 ②素材安全性 ③通気性 ④お手入れのしやすさ」の4基準を設けています。
同じ思想で**消臭スプレーも「①安全性 ②消臭力 ③用途適合 ④継続使用しやすさ」**の観点で選ぶと失敗しません。
「効きそう」だけでなく「ペットが本当に安心して暮らせる」スプレーを選ぶことが大切です。
これが最も大切なポイントです!
スプレーした場所をペットが舐めてしまうことは十分にありえます。
万が一舐めても体に害がない成分で作られた商品を選びましょう。
✅ 選ぶべき:天然成分や食品添加物として認可された成分を使用した商品
❌ 避けるべき:アルコール(エタノール)、強い化学薬品、合成香料が含まれている商品
気になる臭いがはっきりしている場合は、特化型を選んだほうが効果を実感しやすいですよ。
ペットの嗅覚は人間の数万〜数十万倍ともいわれ、人間にとって心地よい香りでも、ペットにとってはストレスや体調不良の原因になることがあります。
基本的には無香料タイプがおすすめ!
どうしても気になる臭いが取れない場合のみ、微香性のものを検討してみてください。
消臭効果に加えて除菌効果があると、より清潔な環境を保てます。
トイレ周りやケージなど衛生面が気になる場所には除菌効果のあるタイプが◎
ただし、除菌成分がペットに害を与えないかどうかは必ず成分表示で確認してくださいね。
ペットと暮らしていると、消臭スプレーは毎日のように使うもの。
長期的な出費を考えると、コスパも重要です!
こうした工夫で出費を抑えられますよ♪

商品選びの参考になる、主な成分の特徴をまとめました。
多くのペット用消臭スプレーに使われている成分です。
⚠️ 注意!「次亜塩素酸ナトリウム」とは別物です。
次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤の主成分)はペットには危険です。
「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」は名称が似ていても全くの別物なので、購入時は成分表示をよく確認してくださいね。
微生物や酵素の力で、臭いの元となる有機物を分解して消臭します。
環境にも優しい選択肢です♪
緑茶カテキン、スギ・ヒノキの抽出物などが代表的です。
ただし、植物由来=必ずしも安全とは限りません!
⚠️ 猫を飼っている方は要注意
猫は精油(エッセンシャルオイル)に含まれるフェノール類を分解するグルクロン酸抱合という代謝酵素を持たないため、香りをかぐ・皮膚に付着するだけでも中毒症状を起こす可能性があります。
ティーツリー、ユーカリ、柑橘系、ペパーミント等の精油を含む商品は猫がいるご家庭では避けましょう。
以下の成分はペットがいる環境では避けることをおすすめします。
| 成分 | 避けるべき理由 |
|---|---|
| アルコール(エタノール) | 犬や猫はアルコール代謝酵素が少なく、皮膚吸収・舐め取りで中毒リスク |
| 次亜塩素酸ナトリウム | 強アルカリ性で粘膜・皮膚を傷つける |
| 強い香料・合成香料 | ペットにとってストレスや呼吸器症状の原因になりやすい |
| 第四級アンモニウム塩(一部) | 猫が舐めると口腔内潰瘍を起こすケースが報告 |
成分表示をしっかり確認して、不安な場合は避けたほうが安心です。

使う場所や目的によって、適したタイプが異なります。
使い分けることで、より効果的な消臭ができますよ♪
排泄のたびにサッとスプレーできる、即効性タイプが便利です。
次亜塩素酸水を使った商品は即効性が高く、トイレ周りにおすすめ!除菌効果のあるタイプを選べば、衛生面でも安心できます。
ペットがくつろぐソファやカーペットには、布製品に使えるタイプを選びましょう。
シャンプーの間隔を空けたいときや、お散歩後の簡単なケアには、体に直接使えるタイプが便利です。
「ペットに直接使用OK」と明記されている商品を選んでくださいね。
顔周り(特に目・口・鼻)への使用は避け、被毛にのみスプレーするようにしましょう。
リビング全体に臭いが漂っている場合は、空間用タイプが効果的です。
超音波式の加湿器で噴霧できるタイプもあり、広範囲に行き渡らせることができます。
ただし、ペットに直接かからないよう注意してくださいね!
MofuRoomのご相談で最も多いのが**「ベッドの臭い」です。
ベッドはペットが顔を近づけ、舐め、長時間接触する場所。
普通の布用消臭スプレーでは成分が強すぎる可能性があるので、「布用」かつ「ペット直接使用OK」の両方を満たすタイプ**を選びましょう。
さらに、洗濯可能なベッドカバーを選んで定期的に丸洗いすることで、消臭スプレーへの依存度自体を下げられます。
「使っているのに臭いが消えない…」という場合、いくつかの原因が考えられます。
消臭スプレーは臭いの元に直接作用して効果を発揮します。
汚れが残ったままスプレーしても、十分な効果は得られません!
正しい使い方はこちら↓
この順番を守ることで、効果がグンとアップしますよ。
長期間放置された臭いは、床や壁紙の奥深くまで染み込んでいる可能性があります。
こうなると、表面にスプレーするだけでは取り切れません。
| 場所 | 対処法 |
|---|---|
| カーペット・ラグ | 丸洗い、または専門業者へクリーニング依頼 |
| フローリング | 板の隙間に重点的にスプレー、または専用クリーナー |
| 壁紙 | アルカリ電解水での拭き取り→消臭スプレー |
| 取れない場合 | トイレ本体やカーペット・ラグの買い替えを検討 |
少量では臭いの元に十分な成分が届きません。
表面がしっかり濡れる程度にスプレーするのが正しい使い方です。
また、スプレー後すぐに拭き取るのはNG!成分が作用する前に除去されてしまうので、そのまま自然乾燥させてくださいね。

「10分後にお客さんが来る!」というとき、焦りますよね…。
そんなときに役立つ応急処置をお伝えします♪
急な来客で慌てないためには、日頃からの習慣づくりが大切です。
スプレーだけに頼らず、他の対策も組み合わせるとより効果的です!
臭い対策の基本は換気!窓を開けて空気を入れ替えることで、こもった臭いを外に逃がせます。
特に朝起きたときや掃除の後は、しっかり換気することを習慣にしましょう。
冬場など窓を開けにくい季節は、ペット臭対応フィルター付きの空気清浄機を活用するのも効果的ですよ♪
ペットがよく使うクッション、ブランケット、ベッドカバーなどは臭いが付きやすい場所です。
💡 MofuRoomからのワンポイント
ペットベッド本体に染み込んだ臭いは、表面にスプレーするだけではなかなか取れません。
カバーを取り外して洗えるベッドや本体ごと洗濯可能なベッドを選ぶと、消臭スプレーと併用したときの効果が段違いです。
ペットの臭いの大きな原因はトイレです。
掃除の頻度を見直すだけで、部屋の臭いがかなり改善されることも!

市販のスプレーを頻繁に使うとコストがかさみますよね。
身近な材料で作れる消臭スプレーの作り方を紹介します♪
重曹は弱アルカリ性で、油脂汚れや酸性の臭いに効果を発揮します。
【材料】
【作り方】
水に重曹を溶かして、スプレーボトルに入れるだけ!よく振ってから使用してくださいね。
ペットが舐めても問題ないよう、食品グレードの重曹を使うのがおすすめです。
クエン酸は酸性なので、アンモニア臭(おしっこの臭い)を中和する効果があります。
【材料】
【作り方】
水にクエン酸を溶かして、スプレーボトルに入れるだけ!
こちらも食品グレードのクエン酸を使用すれば、ペットにも安心です♪
⚠️ 重曹とクエン酸を混ぜないで!
アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を混ぜると中和反応が起きて消臭効果が打ち消されます。
用途で使い分けましょう。
また、塩素系製品(次亜塩素酸ナトリウム等)と酸性のクエン酸を絶対に併用しないでください(有毒な塩素ガスが発生します)。
手作りスプレーはコスパが良くて安心ですが、いくつか注意点があります。
賃貸物件でペットを飼っている場合、退去時のトラブルを避けるためにも日頃からの対策が重要です。
賃貸物件では、退去時に原状回復が求められます。
ペットの臭いが壁紙や床に染み付いてしまうと、壁紙全面張替えで数万〜十数万円の修繕費を請求される可能性も…。
これを防ぐためには、普段から臭いを溜めないことが大切です!
壁紙や床に臭いが染み付いてしまうと、消臭スプレーだけでは対処が難しくなります。
予防策として、以下のことを心がけてくださいね。

ペット用消臭スプレーを選ぶ際は、安全性と消臭力のバランスが大切です。
次亜塩素酸水や天然バイオ系の成分は、安全性と効果を両立しやすい選択肢ですよ♪
また、消臭スプレーだけに頼らず、換気・こまめな掃除・洗えるペットベッドの活用など他の対策と組み合わせることで、より快適な環境を保てます。
手作りスプレーもコスパが良くておすすめなので、ぜひ試してみてくださいね!
ペットも人も心地よく暮らせる空間づくりに、この記事がお役に立てれば嬉しいです♪
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
MofuRoom(モフルーム)は、ペットベッドに特化した専門通販サイトです。 「かわいいが基準のベッド選び」をコンセプトに、デザイン性と機能性を両立したベッドだけを厳選しています。
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