犬の睡眠時間は何時間が普通?年齢・犬種別の目安と寝すぎの注意点
犬の睡眠時間が長くて「寝すぎ?」と心配になったことはありませんか?この記事では、年齢別・犬種別の平均睡眠時間から、注意が必要なサイン、ぐっすり眠れる環境づくりまで解説します。
愛犬の健康が気になる飼い主さんが、適正な睡眠時間の目安が分かります。
「うちの子、いつも寝てばかりだけど大丈夫かな...?」
愛犬がすやすや眠っている姿は癒されますよね♪
でも、あまりにも長く寝ていると少し心配になることも。
実は、犬は人間よりもずっと長い睡眠が必要な動物なんです。
ただし、年齢や犬種によって適正な時間は異なりますし、急な変化は体調不良のサインである可能性も...。
この記事を読めば、愛犬にとってベストな睡眠についてバッチリ理解できますよ!
犬の睡眠時間は1日12〜15時間が目安

犬の平均的な睡眠時間は、1日あたり 12〜15時間 ほど。
人間の約7〜8時間と比べると、かなり長いですよね?
1日の半分以上を寝て過ごすのが犬にとっては普通なので、「寝てばかりいる」と感じても多くの場合は心配いりません!
なぜそんなに長く眠るの?
理由は、眠りの質にあります。
睡眠には「レム睡眠(浅い眠り)」と「ノンレム睡眠(深い眠り)」の2種類がありますが...
☑ 人間はノンレム睡眠が約75〜80%
☑ 犬はレム睡眠が約80%とほとんどが浅い眠り
これは野生時代の名残で、外敵に襲われてもすぐ逃げられるようにするためと考えられています。
浅い眠りが多い分、体をしっかり休めるにはより長い時間が必要というわけですね。
犬も夢を見るって本当?
愛犬が寝ている最中に、足をバタバタさせたり小さく鳴いたりすることはありませんか?
実は、犬もレム睡眠中に夢を見ている可能性が高いんです!
走り回った記憶や遊んだ経験が夢に出ているのかも...♪
足がピクピク動いていても正常な反応なので、起こさずにそっと見守ってあげてくださいね。
【年齢別】子犬・成犬・老犬で睡眠時間はこんなに違う!

睡眠時間は年齢によって大きく変わります。
ライフステージごとの目安を知っておくと、愛犬の変化にも気づきやすくなりますよ。
子犬(0〜1歳)は18〜19時間
子犬はなんと 1日のほとんどを眠って過ごします。
起きている間はとにかく好奇心旺盛に動き回るため、体力の消耗が激しいんです。
また、睡眠中には成長に必要なホルモンが分泌されるので、たっぷり眠ることが健康な体づくりにつながります。
子犬の時期はとくに可愛くて構いたくなりますが...寝ているときは無理に起こさないであげてくださいね♪
成犬(1〜7歳)は12〜15時間
1歳を過ぎて成犬になると、睡眠時間は 12〜15時間程度 に落ち着きます。
犬の一生の中でもっとも体力があり、活動的に過ごせる時期!
夜にまとまって眠り、昼間は飼い主さんの生活リズムに合わせて過ごすようになります。
一緒にお出かけを楽しむなら、この時期がおすすめですよ。
老犬(7歳以上)は18〜19時間
7〜8歳を過ぎてシニア期に入ると、睡眠時間は再び長くなります。
子犬と同じく 18〜19時間 眠る子も珍しくありません。
体力が衰え、疲労から回復するのに時間がかかるようになるためです。
食事やトイレ以外はほとんど寝て過ごすこともありますが、健康に問題がなければ自然な変化といえます。
ただし「高齢だから」と決めつけず、いつもと様子が違うときは動物病院に相談しましょう!
【犬種・体格別】うちの子は何時間寝るのが普通?

睡眠時間は体の大きさや犬種によっても異なります。
愛犬の目安を知っておくと安心ですね。
小型犬(チワワ・トイプードルなど)
睡眠時間の目安は 10〜15時間 程度。
体が小さく運動量も比較的少ないため、大型犬より短めの傾向があります。
ただし犬種による差も大きく...
- トイプードル → 14時間前後とやや長め
- チワワ → 10〜12時間程度と短め
中型犬(柴犬・フレンチブルドッグなど)
睡眠時間の目安は 10〜15時間 ほど。
警戒心が強い柴犬は眠りが浅く短めの子が多い一方、おっとりした性格のフレンチブルドッグは13時間程度とやや長め。
中型犬は性格や生活環境による個体差が出やすいといえます。
大型犬(ゴールデンレトリバーなど)
大型犬は小型犬・中型犬よりも 睡眠時間が長くなる傾向 があります。
体を動かすのに多くのエネルギーを使うため、回復にも時間がかかるからです。
活発なゴールデンレトリバーは18〜20時間眠ることもあり、成犬でも1日の大半を睡眠に費やす子もいますよ。
「寝すぎ?」と感じたときにチェックしたいこと
犬はもともとよく眠る動物ですが、「いつもより明らかに長い」と感じたときは注意が必要です。
こんな変化があったら要注意!
普段の睡眠時間を把握しておくことが大切です。
以下のような変化があれば、早めに獣医師に相談しましょう。
☑ 半年前や1年前と比べて急に睡眠時間が増えた
☑ 食欲が落ちている
☑ 元気がない、ぐったりしている
睡眠時間が長くなる病気
異常に長い睡眠が続く場合、こんな病気の可能性も考えられます。
- 甲状腺機能低下症...代謝が低下し、元気がなく寝てばかりになる
- 認知症...昼夜逆転や睡眠パターンの乱れが起きる
- 関節の痛みやケガ...動きたくなくて横になっている時間が増える
寝姿勢にも注目して!
座ったまま眠っていたり、前足を床につけたままお腹を浮かせて寝ていたりする場合は要注意。
胸を床につけると苦しい状態かもしれません。
心臓病や呼吸器の疾患が隠れている可能性があるため、すぐに動物病院を受診してくださいね。
睡眠時間が短いときに考えられる原因

寝すぎだけでなく、睡眠時間が短くなったときも気をつけてあげましょう。
環境の変化やストレス
引っ越しや家族構成の変化、工事の騒音など...環境の変化は犬にとって大きなストレスになります。
落ち着いて眠れる場所がなくなると、睡眠時間が短くなったり夜中に何度も起きたりすることも。
新しい環境に慣れるまでは、静かで安心できる寝床を確保してあげてくださいね。
心臓や呼吸器の問題
心臓や呼吸器に問題があると、苦しくてなかなか眠れないことがあります。
とくにパグやフレンチブルドッグなどの短頭種は、呼吸の通り道が狭く睡眠中に何度も目覚めてしまうことも...。
睡眠時間が短く、日中もぐったりしている様子があれば早めに受診しましょう!
季節や飼い主の生活リズムも影響する?
意外と知られていませんが、犬の睡眠時間はさまざまな要因で変化します。
季節や天気による変化
犬の睡眠は日照時間と関係があるといわれています。
- 冬や梅雨など日照時間が短い時期 → 睡眠時間が長くなる傾向
- 暑すぎ・寒すぎ → 睡眠の質が下がる原因に
季節による多少の変化は正常なので、あまり心配しすぎなくて大丈夫ですよ♪
室温は 夏場22〜26度、冬場19〜25度 を目安に調整してあげましょう。
飼い主の生活リズムの影響
飼い主さんが仕事で留守にする平日と、一緒に過ごせる休日では、犬の睡眠時間に差が出ることがあります。
留守番中は刺激が少なく寝て過ごす時間が長くなりがち。
日中の留守番が長い家庭では、帰宅後にしっかり遊んであげたり散歩に連れて行ったりして、昼と夜のメリハリをつけてあげましょう!
愛犬がぐっすり眠れる環境づくりのコツ

質の良い睡眠のためには、環境を整えてあげることが大切です。
ポイントはこの3つ!
① 狭くて薄暗い場所を用意する
犬はもともと巣穴で暮らしていた動物なので、狭くて薄暗い場所を好みます。
クレート(持ち運びできるハウス)は四方が囲まれていて、犬にとって安心感のある空間。
中で1周回れるくらいのサイズを選んで、静かな場所に設置してあげましょう♪
② 寝床とトイレは離す
犬はきれい好きな動物で、寝床を汚すことを嫌います。
トイレと寝床が近すぎると落ち着いて眠れないことがあるので、できるだけ離して配置するのがおすすめです。
③ 適度な運動をさせる
日中に適度な運動をした犬は、深い睡眠が増えるという報告があります。
小型犬なら1日2回、30分程度の散歩が目安。
体を動かすことでストレス発散にもなり、夜ぐっすり眠れるようになりますよ!
犬の寝相でわかる気持ちと体調のサイン

愛犬の寝相を観察すると、そのときの気持ちや体調がわかることがあります。
横向き・へそ天
とてもリラックスしている証拠です♪
お腹は犬にとって急所なので、無防備にさらしているということは周囲を信頼している表れ。
飼い主さんのそばで安心して眠っている様子なので、優しく見守ってあげてくださいね。
丸まって寝る
寒さを感じているか、少し警戒している状態かもしれません。
鼻先をしっぽで覆うようにして丸くなるのは、体温を逃がさないための姿勢。
室温が適切かどうか確認してみましょう!
うつ伏せで足を伸ばす(スーパーマン寝)
前足も後ろ足もピーンと伸ばしてうつ伏せで眠る姿は「スーパーマン寝」とも呼ばれます。
子犬や元気いっぱいの犬によく見られ、すぐに起き上がって遊べる体勢♪
遊び疲れてそのまま眠ってしまったときや、まだ遊び足りないときに見られることが多いですよ。
愛犬の睡眠で気になるQ&A

Q. 一緒のベッドで寝ても大丈夫?
一緒に寝ること自体は問題ありませんが、いくつか注意点があります。
- 飼い主さんの寝返りで犬が圧迫される危険
- ベッドから落ちてケガをする可能性
- 離れて眠れなくなることも
災害時やペットホテル利用時のことを考えて、クレートなど別の場所でも眠れるようにしつけておくと安心ですね。
Q. 寝ているときに声をかけても起きないのは普通?
深い眠りのときは、声をかけても反応しないことがあります。
疲れているときや成長期の子犬では、ぐっすり眠っていて起きないことも。
ただし、強い刺激を与えても全く反応しない場合は体調不良の可能性もあるため注意してくださいね。
Q. いびきをかくのは問題ない?
軽いいびきであれば、多くの場合は問題ありません。
ただし...
- 短頭種(パグ、フレンチブルドッグなど)は呼吸がうまくできていない可能性も
- 肥満もいびきの原因に
いびきがひどくなった、呼吸が苦しそうといった変化があれば獣医師に相談しましょう!
まとめ
犬の睡眠時間は人間より長く、1日12〜15時間程度が目安です。
子犬や老犬はさらに長く、18〜19時間眠ることも珍しくありません。
大切なのは、平均値と比べることよりも 「いつもの愛犬との違い」に気づいてあげること。
急に睡眠時間が長くなった、短くなったという変化は体調不良のサインかもしれません。
愛犬が安心してぐっすり眠れる環境を整えながら、日々の様子を見守ってあげてくださいね♪














