
気づけばうちの子、いつも窓のそばにいませんか。
カーテンのすき間からのぞく日ざし、外を行き交う人や鳥、ぽかぽかの陽だまり、、、猫にとって窓辺は一日中ワクワクが詰まった特等席なんですよね。
でも床に直接ペタンと寝ていたり、せまい窓枠で器用にバランスを取っていたりすると、「ちゃんとくつろげる場所を作ってあげたいな」と思う飼い主さんも多いはず。
この記事では、窓ガラスに直接つける吸盤式から、窓辺で揺れるハンモック、窓ぎわに置く床置きタイプまで、猫の窓辺ベッドの選び方とおすすめをまとめました。
季節ごとの選び方や、置くときの注意点もあわせて紹介していきます。
記事の監修者
うちの子が窓のそばを陣取る理由、実はちゃんとあるんです。
まず大きいのが日向ぼっこ。
猫はもともと体温を保つのが上手な動物で、太陽の熱でぽかぽか暖まる場所が大好きな子が多いです。
そして窓の外は、猫にとって動く情報があふれた巨大スクリーン。
鳥や虫、揺れる枝、通る人を眺める時間は、退屈しがちなお留守番中の良い刺激にもなるんですよ。
高い場所が好きな子なら、窓枠やキャットタワー越しに外を見下ろせる安心感もポイント。
つまり窓辺は、あたたかさ・見晴らし・安心感の三拍子そろった特等席。
だからこそ、その場所に「専用のくつろぎスペース」を用意してあげると、うちの子の満足度がぐっと上がりやすいんです。

ひとくちに「窓辺の猫ベッド」と言っても、設置のしかたで大きく3つに分かれます。
お部屋の窓の形、うちの子の体格や性格、設置できるスペースによって、向いているタイプが変わってきます。
ひとつずつ、おすすめ商品と一緒に見ていきましょう。
「とにかく日なたの特等席を用意したい!」という飼い主さんに人気なのが吸盤式。
窓ガラスにベッドそのものを固定するので、まるで宙に浮いた日向ぼっこスペースができあがります。
床面積を取らないのも、せまいお部屋にはうれしいところ。
まず見てほしいのがこちらです。
直径85ミリの大型吸盤を4個使った窓取り付け型で、ガラス面にしっかり固定できる安定設計。
ふちはふわふわの柔らか素材で、日向ぼっこ好きな子がとろけるように眠れる一台なんです。
吸盤式を選ぶときは、取り付ける窓ガラスがツルツルした平らな面かを必ず確認してみてくださいね。
すりガラスや凹凸のある面、網入りガラスだと吸盤がうまく効かないことがあります。
設置後も、ときどき吸盤のゆるみをチェックしてあげると安心です。
「ガラスに直接は不安、、、でも宙に浮いた感じは作りたい」という方におすすめなのが、窓のそばに置くハンモックタイプ。
床から体が離れることで通気性がよく、夏でも蒸れにくいのが魅力なんですよ。
揺れる感覚が好きな子も多く、窓辺の見晴らしと相性ばっちりです。
手軽に取り入れたいなら、まずはこのあたりから。
手編みのマクラメデザインがあたたかい吊り下げ式。
ゆらゆら揺れる心地よさと、ふかふかクッションの寝心地を両立した一台で、窓辺のアクセントにもなってくれます。
ナチュラルなインテリアに合わせたいなら、木製フレームのこちらも素敵です。
天然木フレームと、爪とぎもできる麻素材(=ザラッとした天然繊維で爪とぎ向き)の組み合わせ。
離れた場所からでもうちの子の様子が見守れるので、リビングの窓辺にもなじみます。

夏の窓辺で「とにかく涼しく」を重視するなら、通気性を突きつめたタイプもチェックを。
床から浮いた構造とメッシュ素材(=網目状で風がよく通る生地)で、湿気がこもりにくいのが特徴。
丈夫な金属フレームで安定感があり、梅雨どきから真夏まで頼れる一台です。
もう少しインテリア性も両立させたい方には、曲線が美しい木製ハンモックもおすすめ。
なめらかな曲線の木製フレームに、体の熱がこもりにくい編み込み素材を合わせた一台。
ふんわり包まれるフィット感で、一年を通して窓辺のお昼寝スペースになってくれます。
そして「せっかくなら肉球まで愛でたい」という愛猫家さんに、思いきって紹介したいのがこちら。
透明ドームの中にうちの子がすっぽり収まる、ちょっと特別なハンモック。
普段は見られない下からのアングルや肉球を堪能できる、遊び心たっぷりの一台なんです。
窓辺に置けば、外を眺めるうちの子をまるごと観賞できますよ。
子猫やシニアの子、高い場所が少し苦手な子には、無理なく乗り降りできる床置きタイプが安心です。
窓ぎわにそっと置くだけなので、模様替えもラクラク。
季節やうちの子の気分に合わせて、置き場所を変えやすいのもいいところなんですよ。
冬の窓辺は、日が当たる時間はぽかぽかでも、夜はひんやり冷えがち。
そんなときに頼れるのが保温タイプです。
やわらかなボア素材(=ふわふわで保温性の高い起毛生地)を使った、速暖・高保温のドーム型。
体を預けるとふんわり包み込まれる暖かさで、寒い季節の窓辺ナップにぴったりなんです。
猫犬兼用なので、多頭飼いのお家でも使いやすいですよ。
「冷たい床から少し離してあげたい」なら、脚付きの高床式も検討してみてくださいね。
天然木の脚で床から18センチの高さを確保した高床式(=脚付きで床から離す構造)。
通気性がよく四季を通じて使え、短毛ボアの柔らかクッションがうちの子を優しく支えます。
工具不要で組み立てられる手軽さもうれしいポイント。

包まれる安心感が好きな甘えん坊さんには、深さのある丸型を窓辺に。
中央のくぼみがうちの子を優しく包み込むドーナツ型(=ふちが立ち上がった丸型)。
やわらかな素材で居心地がよく、シンプルなデザインだから窓辺のインテリアにもすっとなじみます。
夏の暑がりさんには、ひんやり面のあるリバーシブルタイプが活躍します。
片面は綿麻、もう片面は冷感素材(=触れるとひんやり感じる接触冷感の生地)の2WAY仕様。
気温や気分で使い分けられる吊り床タイプで、日ざしの強い窓辺の暑さ対策にも向いています。
価格も手に取りやすく、買い替えしやすいのがうれしいところ。
窓辺は、外気の影響を受けやすい場所でもあるんですよね。
だからこそ、季節に合わせた素材選びがうちの子の快適さを左右します。
「夏も冬も同じベッドでいい?」と聞かれることもあるんですが、正直、季節で素材を変えてあげると満足度がかなり変わります。
とはいえ快適さの感じ方には個体差があるので、うちの子がどのベッドでよく眠っているか、様子を見ながら整えていくのがいちばんです。
最後に、窓辺ならではの気をつけたいポイントをまとめておきますね。
日向ぼっこは気持ちいいですが、夏の閉めきった窓辺は思った以上に高温になることも。
レースカーテンで光をやわらげる、風の通り道を作るなど、暑くなりすぎない工夫をしてあげてください。
体調がいつもと違うと感じたら、早めに獣医師に相談を。
吸盤式や吊り下げ式は、固定がゆるむと落下につながることがあります。
設置直後だけでなく、定期的に固定を点検する習慣をつけると安心。
耐荷重を確認し、うちの子の体重に合ったサイズを選んでくださいね。
天然素材や編み込み素材は風合いが魅力ですが、「天然だから絶対安心」とは言いきれません。
肌が敏感な子もいるので、気になる場合は素材表示を確認し、アレルギーが心配なときは獣医師に相談してみてください。

猫にとって窓辺は、あたたかさと見晴らしと安心感がそろった特等席。
そこに専用のくつろぎスペースを用意してあげると、うちの子の毎日がぐっと豊かになりますよね。
まずはお部屋の窓の形と、うちの子の性格・体格を思い浮かべてみてください。
ぴったりの一台が見つかったら、いつもの窓辺がうちの子のいちばんお気に入りの場所になりますように。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
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