
最近、うちの子の寝ている時間が増えたな…と感じていませんか。
シニア期に入った猫ちゃんは、若い頃よりも体がデリケートになって、今までのベッドだとなんだか落ち着かなそう、ということもありますよね。
「出入りしづらそう」「寒そうにしている」「粗相が増えてお手入れが大変」、、、そんな小さな気づきが、ベッドを見直すサインかもしれません。
この記事では、老猫(シニア猫)が安心してぐっすり眠れるベッドの選び方を、5つのポイントに分けてやさしく解説します。
うちの子の「これからの毎日」が少しでも心地よくなるよう、一緒に選んでいきましょうね。
記事の監修者
猫はもともと一日の大半を寝て過ごす動物ですが、シニア期に入るとその時間がさらに長くなる子も多いです。
つまり、ベッドで過ごす時間=生活そのものになっていくんですよね。
だからこそ、若い頃となんとなく同じものを使い続けるより、今の体に合った寝床を整えてあげることが、うちの子の毎日の心地よさにつながります。
年齢を重ねると、こんな様子が見られることがあります。
これらはあくまで一般的な傾向で、変化のスピードや内容には個体差があります。
食欲や歩き方など、気になる様子が続く場合は、自己判断せず獣医師に相談してみてくださいね。
ベッドはあくまで暮らしを支える道具のひとつ。
とはいえ、寝床が変わるだけでうちの子の表情がやわらぐことも、正直よくある話なんですよ。
ここからは、シニア猫のベッド選びで特に見てほしい5つのポイントを、おすすめ商品と一緒に紹介していきます。
まず大事なのが、ふちが低くて、すっと出入りできる形かどうか。
関節がこわばりやすくなってくると、高い壁を乗り越えるタイプのベッドは、それだけでおっくうに感じてしまう子もいます。
平らに近いマット型(=厚みのある敷物のような形)なら、上に乗るだけでくつろげるので、シニア猫さんと相性がいいんです。

表面はもこもこの起毛素材で、内側は高密度クッション。
二層構造(=生地を重ねて空気の層を作る作り)で体圧をやさしく分散してくれるので、長く同じ姿勢で寝る子にもうれしい一枚です。
洗濯もできて、お手入れがラクなのも続けやすいポイント。
少し囲まれた安心感もほしいなら、背もたれ付きのソファ型もおすすめです。
タオル生地でさらっとした肌触り。
洗濯機で丸洗いできて、肘掛けが体を支えてくれるので、もたれかかってくつろぎたい子にぴったりなんですよ。
シニア猫さんは、骨ばってきたり、特定の場所に体重がかかりやすくなったりすることがあります。
そこで効いてくるのが、へたりにくい厚手のクッション。
薄いベッドだと底付き感が出てしまうので、ある程度の厚みと弾力があると安心ですよね。
弾力のあるクッションをたっぷり使った、包み込まれるような寝心地。
厚みがあって型崩れしにくいので、毎日使ってもへたりづらいんです。
丸洗いできて清潔をキープしやすいのも、長く付き合ううえで大きな魅力。
しっかり体を支えてほしいなら、高反発タイプもチェックしてみてください。

高反発(=体が沈み込みにくく、下からしっかり支える弾力)の枕付きで、寝姿勢が安定しやすい一台。
底面は滑り止め付き、カバーは取り外して洗えて、防水仕様(=水分が中綿までしみ込みにくい加工)。
粗相が気になるシニア期に、本当に心強い組み合わせなんですよ。
年を重ねると、体温の調節が前より苦手になる子もいます。
寒い季節に丸まってじっとしていたら、あたたかい寝床を用意してあげたいところですよね。
おすすめは、上まで覆われたドーム型(=屋根のように全体を包む形)。
冷気をさえぎって、ベッドの中があたたまりやすいんです。

厚手のふわふわ素材で全方向から包み込む保温設計。
落ち着ける隠れ家のような形なので、寒がりさんにも、ちょっと臆病な子にもなじみやすいです。
持ち手付きで模様替えやお掃除のときに動かしやすいのも、地味に助かるポイント。
出入り口の広さも見てあげたいなら、こちらも。
二層構造で冷気を遮断しつつ、出入り口が広めの設計。
あたたかさは欲しいけど、囲まれすぎると入りにくい、、、という子にちょうどいいバランスなんです。
カバーは洗えてお手入れも簡単。
ふちが立体的なドーナツ型(=ふちが丸く高く盛り上がった形)も、首や頭を預けてゆったり眠れます。
コーデュロイ(=畝のある起毛生地で、あたたかみのある肌触り)を使った保温タイプ。
底には滑り止め加工があって、安定感もしっかり。
寒い時期の定番にしやすい一台です。
より積極的にあたためたい場合は、ヒーター内蔵タイプという選択肢もあります。
取り外せる加熱シート付きで、室温に合わせて温度を調整しやすいのが特徴。
ただ、低温やけどを避けるため、いきなり長時間ではなく様子を見ながら使うのが安心です。
持病があったり熱に弱そうな子は、念のため獣医師に相談してから取り入れてみてくださいね。
シニア期は、粗相やよだれなどでベッドが汚れやすくなることもあります。
汚れるたびに買い替えるのは大変なので、気軽に洗える素材かどうかは、選ぶときの大きな分かれ道なんですよ。

雲のようなふんわり感で、立体的なふちが体を包み込む雲型ベッド。
保温性がありながら丸洗いできるので、清潔を保ちやすく、季節を問わず使いやすいんです。
衛生面が気になる多頭飼いのおうちでも、洗えるベッドはローテーションしやすくて重宝しますよね。
最後は、ベッドそのものの安定感。
脚に力が入りにくくなってくると、ベッドがズレたり滑ったりするだけで、立ち上がりや方向転換が不安になる子もいます。
底面に滑り止めがあるタイプや、ふちがしっかりして寄りかかれるタイプだと、安心して体を預けられます。
厚手のふわふわ素材で保温性があり、高めのふちが寄りかかりやすい楕円形ベッド。
広めの空間でゆったり寛げて、引っ掻きにも強いので長く使いやすいんですよ。
「冬用を買ったら夏はどうしよう」と迷う飼い主さんも多いですよね。
シニア猫さんは体温調節がデリケートな分、真冬はあたたかいドーム型、暑い時期は通気性のいいマット型、というように季節で寝床を変えてあげるのも一つの手です。
とはいえ、毎回そろえるのが負担なら、丸洗いできてオールシーズン使えるタイプを軸にして、寒い時期だけブランケットを足す、という方法でも十分。
うちの子の様子と、あなたのお手入れのしやすさ。
その両方のバランスで決めていけば大丈夫です。
老猫ベッド選びで見てほしいポイントを、もう一度おさらいします。
全部を一度に満たそうとしなくて大丈夫。
うちの子がいま一番つらそうにしていることから、ひとつずつ整えてあげれば十分なんです。
シニア期は、若い頃よりもベッドの上で過ごす時間が長くなる、いわば「いちばん寄り添える時間」でもあります。
歩き方や食欲など、体調で気になることがあれば獣医師に相談しつつ、寝床まわりは飼い主さんの手でやさしく整えてあげてくださいね。
うちの子が「ここが一番落ち着く」と思える場所を、一緒に見つけていきましょう。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
MofuRoom(モフルーム)は、ペットベッドに特化した専門通販サイトです。 「かわいいが基準のベッド選び」をコンセプトに、デザイン性と機能性を両立したベッドだけを厳選しています。
一般的なペット用品サイトとは異なり、ペットの睡眠習性を起点に、「素材の安全性」「保温性・通気性」「お手入れのしやすさ」「インテリアとの調和」の4つの基準で全アイテムを評価。
愛猫・愛犬が本当に使ってくれるベッド選びをサポートします。