
「最近うちの子、ベッドのフチをまたぐのがちょっと大変そう、、、」そんな小さな変化に気づいた飼い主さん、いませんか。
シニア期に入った子や、ダックスフンドのような足の短い犬種、まだ体が小さいパピーにとって、ほんの数センチの段差が意外と負担になることがあるんですよね。
床とソファの高低差を飛び降りるときの「ドンッ」も、正直ちょっと心配、、、。
この記事では、段差でわんちゃんの足腰に負担がかかる場面をやさしく整理しながら、出入りがラクな低フチ・低床タイプのドッグベッドの選び方を具体的にご紹介します。
うちの子に合う一台を、一緒に見つけていきましょう。
記事の監修者
「段差」と一言でいっても、実は犬のベッドまわりには 2種類の段差 があるんです。
ここを分けて考えると、選ぶベッドがぐっとハッキリしてきますよ。
前者はベッド選びそのもので解決できます。
後者は「わんちゃんの居場所を床置きの低いベッドにしてあげる」という発想で、負担をやわらげてあげられるんですよ。
どちらのお悩みでも、キーワードになるのは 「低フチ」「フラット」「低床」 の3つ。
ここを意識するだけで選び方が変わります。
足腰への負担は個体差が大きいのですが、次のようなタイプの子は、段差のやさしいベッドを好む子が多い印象です。
気になる様子が続く場合は、無理をさせず、獣医師さんに一度相談してみてくださいね。

ここからは、実際にベッドを選ぶときのチェックポイントを5つに整理していきます。
全部を完璧に満たさなくても大丈夫。
うちの子の様子に合わせて、優先順位をつけてみてくださいね。
ベッドを囲むフチが高いと、安心感はある反面、またいで入るときの段差になります。
前面だけ低く設計されたタイプなら、囲まれ感と出入りのしやすさを両立できるんですよ。
いわゆる カドラータイプ(=三方や四方に低めの土手があり、あごや体を預けられる形)は、この「前面低め」設計の子が多いです。
まさに、出入りのしやすさに配慮したのがこちら。
ふんわりした ボア素材(=羊毛のようにふわもこで保温性が高い生地)のカドラー。
前面部分が低めに設計されていて、足の短い犬種やシニアの子でも無理なくまたぎやすい構造なんです。
冬のあたたかさもうれしいポイント。
「フチのまたぎ自体をなくしたい」という子には、フチのないマット型やオープンタイプが向いています。
段差ゼロに近い感覚で、コロンと寝転がれるんですよね。
座面全体に 接触冷感生地(=触れるとひんやり感じる、夏に人気の素材)を使ったオープンベッド。
座面にウレタンマットを内蔵していて段差が少なくフラットなので、足腰に負担をかけたくない子にもぴったりです。
外周のメッシュ部分は枕がわりにも。

半分だけ囲われた「半ドーム」という形も、隠れ家気分と出入りのしやすさのいいとこ取りなんですよ。
ドーム型(=屋根までしっかり覆われたハウス状の形)ほど閉塞感がなく、ほどよく包まれる半ドームタイプ。
出入りしやすい構造なので、隠れ家は好きだけど狭いのは苦手、という子にも使いやすい設計です。
寝床の沈み込み具合も、段差と同じくらい足腰に関わってきます。
ここは 低反発と高反発の使い分けがカギ。
まずは低反発タイプから。
足を乗せられる枕付きで、低反発素材が体をやさしく包み込む薄型ベッド。
床置きに向いた設計で、洗える素材なので清潔もキープしやすいんです。
一方、こちらは高反発タイプ。
高反発クッションが沈み込みすぎを防いでくれるので、立ち上がりや寝返りがしやすいんですよね。
表面は肌触りのよい コーデュロイ素材(=畝のある起毛生地で、丈夫で上品な質感)。
シニア期で踏ん張りにくくなってきた子に好まれています。
フローリングの上でベッドがズルッと動くと、乗り降りのときに余計な段差やヒヤッとが生まれます。
裏面に滑り止め加工があると、出入りの安定感がぐっと増すんですよ。
表面はさらっとした タオル生地、内部は高密度クッションで底付き感を軽減。
裏面には滑り止め加工が施されていて、元気に出入りする子にもシニアの子にも使いやすい仕様です。
丸洗いできるのも助かりますよね。
薄すぎて床の硬さがダイレクトに伝わると、それも足腰の負担につながります。
適度な厚みで体圧を分散してくれるものを選びたいところ。
厚みのあるクッションが 体圧分散(=体重を一点に集中させず、面で受け止める働き)してくれる極厚タイプ。
大型犬でものびのび休める広さで、床付き感を抑えながらオールシーズン使えます。
関節や足腰への負担をやわらげたい子に。

ポイントがつかめたら、あとは季節や好みでプラスの一台を。
ここでは価格や素材の幅を広げて、いくつかご紹介しますね。
まずは気軽に試したい飼い主さんに。
ボリュームのあるクッションで底付き感が少なく、程よい囲まれ感のあるソファ型。
通気性のよいさらっとした素材で、シニア犬や関節の弱い子にも配慮された、やさしい寝心地なんです。
寒い季節は、床冷え対策も段差対策とセットで考えたいですよね。
やわらかな生地で体を包み込む、保温性の高い冬用マット。
底面の滑り止め加工が乗り降りのズレを軽減してくれて、薄手だからケージやクレートに敷くのもラクなんです。
水分を通しにくい仕様で、お手入れの安心感も。
胴長・短足の子には、フチの高さ選びが特に大事です。
厚みのある柔らかな素材で体を支えつつ、出入りしやすい高さに設計されたクッションベッド。
ダックスフンドのような足の短い犬種や、足腰が気になるシニア犬にも負担をかけにくい構造なんですよ。
「せっかくなら見た目もこだわりたい」という飼い主さんへ。
天然素材のやさしい風合いが魅力のラウンド型。
浅めの設計で出入りがスムーズなうえ、編み込み構造で通気性もよく、ナチュラルなデザインがお部屋に自然に溶け込みます。
個人的にも、リビングの主役になってくれる一台だなと思います。
ベッド選びと合わせて、置き場所や環境の工夫でも段差の負担はやわらげられます。
ちょっとしたことですが、効果はあなどれませんよ。
「うちの子が自分から気持ちよさそうに使ってくれるか」、、、これが一番の答え合わせだったりします。
「犬 ベッド 段差」のお悩みは、「低フチ」「フラット」「低床」「滑り止め」「ほどよい厚み」 の5つを意識するだけで、ぐっと選びやすくなります。
シニアの子、短足の犬種、パピー、、、それぞれ体の事情は違うので、うちの子の様子を見ながら、無理なく出入りできる形を選んでみてくださいね。
段差の少ないベッドは、わんちゃんの毎日のちょっとした「よいしょ」を減らしてくれます。
気になる変化が続くときは獣医師さんにも相談しつつ、あなたとうちの子にとって心地よい寝床が見つかりますように。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
MofuRoom(モフルーム)は、ペットベッドに特化した専門通販サイトです。 「かわいいが基準のベッド選び」をコンセプトに、デザイン性と機能性を両立したベッドだけを厳選しています。
一般的なペット用品サイトとは異なり、ペットの睡眠習性を起点に、「素材の安全性」「保温性・通気性」「お手入れのしやすさ」「インテリアとの調和」の4つの基準で全アイテムを評価。
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