
「せっかくベッドを用意したのに、うちの子はいつも冷たい床の上、、、」そんな飼い主さんの声、実はとても多いんです。
床で寝るのはわがままでも不満でもなく、わんちゃんなりの理由があることがほとんど。
暑さ対策だったり、安心できる場所を探していたり、今のベッドが体に合っていなかったり、、、
この記事では、犬が床で寝る主な理由をタイプ別にひも解きながら、「これならうちの子も気に入ってくれそう」と思えるベッド選びのヒントをまとめました。
読み終わるころには、床で寝る姿の見方がきっと変わりますよ。
記事の監修者
わんちゃんがひんやりした床にごろんと寝そべっている姿を見ると、「ベッド、気に入らなかったのかな」と少し寂しくなりますよね。
でも正直、床で寝ること自体は珍しい行動ではありません。
そこにはその子なりのちゃんとした理由が隠れていることが多いんです。
まずは代表的な理由を、タイプ別に見ていきましょう。
夏場や暖房の効いた部屋で床に寝る子は、体温を下げようとしているケースがとても多いです。
犬は人ほど汗をかけないぶん、お腹や体を冷たいフローリングにぴったりつけて熱を逃がそうとする子が少なくありません。
つまり床で寝ているのは、暑さをしのぐための自然な行動なんですよね。
こういう子には、無理にあたたかいベッドへ誘導するより、触れてひんやりする寝床を用意してあげるのが近道です。
暑がりさんの夏の相棒として、まずは手に取りやすい一枚から。
恐竜柄がかわいい接触冷感(=触れるとひんやり感じる生地)のマットタイプ。
ラグ感覚でお昼寝スペースにさっと敷けるので、床寝が好きな子の「涼みポイント」をそのままベッドに置き換えられます。

もう少し寝心地にこだわりたい飼い主さんには、クッション性のある冷感タイプもおすすめなんですよ。
さらっとした接触冷感生地に、厚みのあるクッションと縁を組み合わせた夏用ベッド。
ひんやり感がありつつ底付き感が少ないので、「冷たい床は好きだけど硬いのはちょっと、、、」という子にぴったりです。
意外と多いのが、ベッドのサイズや硬さがしっくりきていないというパターン。
小さすぎて窮屈だったり、逆にふかふかすぎて体を支えきれなかったり、、、そんなときに「それなら床のほうがラク」と判断する子もいるんです。
特に体が大きめの子や、しっかり体を支えてほしい子には、沈み込みすぎない寝心地が合いやすいですね。
高反発(=沈み込みすぎず体を支える弾力素材)クッションに、肌触りのよいコーデュロイ(=畝のある丈夫でなめらかな生地)を合わせた一台。
寝返りや立ち上がりがしやすく、大型犬やしっかりサイズの子ものびのび休めます。
床付き感が気になって床を選んでいた子には、極厚タイプもチェックしてみてください。
厚みのあるクッションで体圧をやさしく分散してくれる、オールシーズン向けの大判ベッド。
関節や足腰への負担をやわらげたい子や、大きめの子がのびのび寝たいときに頼りになります。
床の隅っこや家具のそばで寝る子は、 「囲まれている安心感」 を求めていることがあります。
開けた場所より、体が何かに触れている状態のほうがホッとできる、、、そんな子は意外と多いんですよ。
そういうタイプには、ふちが高くて体を預けられる形が相性抜群です。
ふっくらした高めのふちが特徴の円形カドラー(=ふちが立ち上がり、あごや体を預けやすいベッド型)。
丸まって眠るのが好きな子が、ぐるっと囲まれる安心感の中でくつろげます。

「もっとしっかり隠れたい」という甘えん坊さん・怖がりさんには、屋根付きタイプもいいですね。
やわらかな綿毛調素材の、隠れ家風ドーム型(=屋根付きで囲まれたハウス型)ベッド。
周囲が囲まれているので外の刺激を受けにくく、狭くて落ち着ける場所が好きな子にうってつけです。
入口が低めで出入りしやすいドーム型ハウス。
奥までしっかり潜り込める構造で、ほどよい暗さがリラックスを後押ししてくれます。
お迎えしたばかりの子や、警戒心が強めの子にもなじみやすいですよ。
床で寝る理由は、季節やその子のコンディションによっても変わってきます。
ここでは「寒い時期」「シニア期」という2つの切り口で、もう少し掘り下げてみますね。
夏はひんやり床が心地よくても、冬場に冷たいフローリングで丸まっている姿を見ると、ちょっと心配になりますよね。
そんな時期は、もふもふの保温素材で床の冷たさをシャットアウトしてあげたいところ。
ふんわりしたボア(=ふわふわで保温性の高い起毛素材)を使った、あったかカドラータイプ。
前面の縁は低めなので、足腰に負担をかけず出入りできる設計もうれしいポイントです。

床に直接敷いて冷え対策をしたい場合は、マットタイプも便利なんです。
保温性の高いあたたかマットで、底面には滑り止め付き。
水分を通しにくい仕様なので、冷えやすいフローリングの上でも安心して使えます。
洗えるからいつでも清潔に保てるのも助かりますよね。
ふわふわ起毛素材の冬用ベッドで、カバーは取り外して洗濯OK。
S・M・Lの3サイズ展開なので、小型犬から体格に合わせて選びやすい一台です。
年齢を重ねると、段差やふちをまたぐのが少しずつおっくうになって、結果として入りやすい床を選ぶ子もいます。
シニア期にさしかかったら、低めの入口・体圧分散・滑りにくさを意識してあげると、床から寝床へ戻ってきやすくなりますよ。
丸くなって眠れるラウンドベッドで、水洗いできるお手入れのしやすさが魅力。
適度な厚みのクッションが底付き感をやわらげ、長時間の休息もサポートしてくれます。
なお、足腰や体の様子で気になることがある場合は、無理に判断せずかかりつけの獣医師さんに相談してみてくださいね。
素材や寝床選びと合わせて、その子に合ったケアを見つけていけると安心です。
ここまで見てきたように、床で寝るのには暑さ・寝心地・安心感・年齢と、いろいろな背景があります。
だから「ベッドを気に入ってくれない、、、」と落ち込む必要はまったくないんです。
大事なのは、その子が今どんな理由で床を選んでいるのかを、そっと観察してあげること。
こんなふうにタイプと寝床を結びつけて考えると、選び方がぐっとシンプルになります。
もちろん、好みには個体差があります。
すぐに気に入る子もいれば、慣れるまで時間がかかる子もいるので、あせらず様子を見ながら選んでいけたら十分ですよ。
犬が床で寝る理由は、決してわがままや不満だけではありません。
暑さをしのぎたい、安心できる場所がほしい、今の寝心地がしっくりこない、年齢的に入りやすい場所を選んでいる、、、そのどれもが、わんちゃんなりのちゃんとしたサインなんですよね。
そのサインを読み取って、季節や体格、性格に合った寝床を用意してあげれば、床から「自分だけの特等席」へ、少しずつ移ってくれるはずです。
うちの子が今どのタイプか、思い浮かべながら、ぴったりの一台を探してみてくださいね。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
MofuRoom(モフルーム)は、ペットベッドに特化した専門通販サイトです。 「かわいいが基準のベッド選び」をコンセプトに、デザイン性と機能性を両立したベッドだけを厳選しています。
一般的なペット用品サイトとは異なり、ペットの睡眠習性を起点に、「素材の安全性」「保温性・通気性」「お手入れのしやすさ」「インテリアとの調和」の4つの基準で全アイテムを評価。
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