
「犬用ベッドって、本当に必要なの?」
「床で普通に寝てるし、なくても困ってなさそう…」
そう思う方も多いかもしれません。
でも実は、犬用ベッドには“ただ寝る場所”以上の大切な役割があります。
愛犬が安心して休める場所を作ってあげることで、毎日の過ごしやすさや、リラックスのしやすさが変わることも。
サイズや形状、素材をその子に合わせて選ぶことで、より快適にくつろげる寝床になります。
この記事では、犬用ベッドが必要な理由から、失敗しにくい選び方、人気の形状ごとの特徴までわかりやすくご紹介します。
記事の監修者

「うちの子は床で寝ているから大丈夫」と思っていませんか?
実は、犬用ベッドには床で寝るだけでは得られないメリットがたくさんあります。
犬用ベッドを使うメリット
犬は、1日の半分以上を寝て過ごすと言われています。
特に子犬やシニア犬では、18時間前後眠ることもあるため、どこで休むかはとても大切です。
フローリングや薄いラグの上で長時間過ごしていると、床の冷えや湿気の影響を受けやすく、関節や体に負担がかかることもあります。
特に小型犬やシニア犬は体温調整が難しいため、休息する環境はとても重要です。
また、犬にとってベッドは、ただ寝るためだけの場所ではありません。
自分のニオイがついたベッドがあることで、ここは安心できる場所と感じやすくなり、気持ちを落ち着かせやすくなります。
来客時や生活音が気になる時でも、自分の居場所があると、落ち着いて休むことができます。
わたしたち人間でも、お気に入りのソファやベッドがあると安心してくつろぎやすいですよね。
それと同じように、犬にとっても安心して休める自分の場所は大切です。
毎日長い時間を過ごす場所だからこそ、愛犬が快適にくつろげるベッドを選んであげたいですね。
犬は人と暮らす動物ですが、もともとは群れで生活していた動物です。
そのため、「自分が安心して過ごせる場所」や「いつもの居場所」を大切にする傾向があります。
愛犬を見ていると、いつも同じ場所でくつろいだり、お気に入りの場所で休んだりしていることはありませんか?
犬はその時の気分でどこでも寝ているように見えて、実は自分なりに落ち着ける場所を選んでいることも少なくありません。
また、犬には「ここは自分の場所」と感じられる場所を持つ習性もあります。
家族と一緒に過ごすのが大好きな犬でも、自分だけの定位置があることで、より落ち着いて過ごせることがあります。
犬用ベッドは、ただ寝るためのものというより、愛犬がほっとひと息つける居場所のような存在です。
だからこそ、犬用ベッドを選ぶ時は見た目だけでなく、その子が心地よく過ごせるかどうかも大切なポイントになります。

犬用ベッドは種類が豊富で、「どれを選べばいいんだろう?」と迷ってしまいますよね。
見た目だけで選んでしまうと、
「サイズが合わない」「使ってくれない」「洗いにくくて」など、あとから後悔してしまうこともあります。
見た目だけでなく、その子が快適に過ごせるかを基準に選ぶことが大切です。
MofuRoomでは、見た目だけでなく、次の4つの基準を重視しています。
安心して休みやすい形状か
丸まる・あごを乗せる・伸びるなど、ペットが自然な姿勢で休みやすい形状か
素材の安全性・快適さ
肌あたりがやさしく、刺激や強いにおいが少ないか
保温性・通気性
季節に応じて快適に使えるか
お手入れのしやすさ
洗いやすく、清潔な状態を保ちやすいか
このように、「かわいい」だけで選ぶのではなく、ペットと飼い主のどちらにとっても快適に使いやすいかを重視してベッドをチェックしています。
ここからは、犬用ベッドを選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
犬用ベッドには、大きく分けて
などの形状があります。
見た目の違いだけでなく、「どんなくつろぎ方をするか」「どんな場所を落ち着くと感じるか」によって、快適に感じるタイプも変わってきます。
例えば、丸まって寝るのが好きな子もいれば、足を伸ばしてのびのび寝たい子もいます。
また、囲まれた場所だと安心する子もいれば、開放感のある場所を好む子もいます。
愛犬の性格やくつろぎ方に合った形状を選ぶことで、よりリラックスして過ごしてもらいやすくなります。

カドラー型は、ベッドの周りに縁(ふち)が付いている定番タイプです。
あごを乗せたり、縁に体をくっつけたりしながら眠れるため、安心感を得やすい形状です。
特に、
といった子に向いています。
縁の高さや厚みは商品によってさまざまで、低めで出入りしやすいものから、しっかり囲まれるようなタイプまであります。
小柄な子やシニア犬には低めの縁、包まれる感覚が好きな子には厚みのあるタイプなど、愛犬の年齢や性格に合わせて選ぶのがおすすめです。
種類も豊富なため、初めて犬用ベッドを選ぶ方にも取り入れやすいタイプです。
おすすめのカドラー型ベッド

ドーム型は、屋根が付いていて、包み込まれるような空間になっているタイプです。
周囲が囲まれていることで落ち着きやすく、自分だけの隠れ家のように感じる子もいます。
特に、
といった子に向いています。
屋根があることで視線や光を遮りやすく、生活音が気になる時でも落ち着いて休めるのも特徴です。
寒い季節は熱が逃げにくいため、秋冬用ベッドとして人気があります。
ただし、閉塞感が苦手な子や暑がりな子は、入りたがらない場合もあります。
また、通気性が低い商品もあるため、夏場は熱がこもりにくいかも確認しておくと安心です。
さらに、警戒心が強い子の場合は、ドーム型を“縄張り”のように感じてしまい、周囲への警戒心や攻撃性が強くなることもあります。
もし出てほしい時があっても、無理に引っ張り出そうとはせず、おやつや声かけで自分から出てきてもらうようにすると安心です。
安心できる場所として使ってもらうことを意識するといいでしょう。
また、ドーム型は視界が覆われるため、愛犬の体調変化や様子に気づきにくい場合もあります。
そのため、シニア期や体調が不安定な時は、視界が開けたカドラー型やマット型を用意してあげると安心です。
おすすめのドーム型ベッド

マット・クッション型は、縁や屋根がないフラットなタイプです。
開放感があり、自由な姿勢で寝やすいのが特徴です。
特に、
といった子に向いています。
遮るものが少ないため熱がこもりにくく、春夏にも使いやすいタイプです。
また、軽量で持ち運びしやすい商品も多く、ケージやクレートに敷きやすいのも魅力です。
一方で、囲まれる感覚を好む子には少し落ち着かなく感じる場合もあります。
薄手タイプは床の硬さを感じやすいこともあるため、クッション性や厚みも確認して選ぶのがおすすめです。
おすすめのマット・クッション型ベッド

犬には、超小型犬のチワワから、超大型犬のグレートデーンまで、さまざまな大きさの犬種がいます。
そのため、犬用ベッドもどのサイズを選ぶかがとても大切です。
小さすぎると窮屈で落ち着けず、大きすぎると安心感を得にくいこともあります。
愛犬の体格やくつろぎ方に合ったサイズを選ぶことで、より快適に休みやすくなります。
また、同じ犬種でも体格差や好みはさまざまです。
丸まって休むことが多いのか、足を伸ばしてくつろぐことが多いのかなども、サイズ選びの参考にしてみてください。

小型犬は筋肉量が少なく、寒さに弱い子が多い傾向があります。
そのため、外気を遮りやすいドーム型や、ふわふわしたカドラー型・クッションタイプなどがおすすめです。
また、小型犬はフィット感のある寝床を好む子も多く、広すぎるベッドだと落ち着かない場合があります。
体を少し預けられるような形状や、包まれる感覚のあるタイプの方が安心しやすい子もいます。
ただし、縁が高すぎると出入りしにくいこともあるため注意が必要です。
特に子犬やシニア犬、小柄な子には、一面だけ低くなっているカドラー型など、出入りしやすいタイプも向いています。
小型犬におすすめのベッド

中型犬は個体差が大きく、犬種によって体型や特徴もさまざまです。
そのため、ぴったりすぎるサイズより、少しゆとりのあるものを選んでおくと安心です。
カドラー型・マット型ともに選択肢が豊富なので、愛犬のくつろぎ方に合わせて選んでみてください。
丸まって休むことが多い子もいれば、のびのび体を伸ばして過ごすのが好きな子もいるため、「普段どんな姿勢でくつろいでいるか」を見ておくと選びやすくなります。
中型犬におすすめのベッド

大型犬は体重があるため、クッション性と耐久性が特に重要です。
薄いベッドだと底つき感が出やすく、長時間寝ているうちに関節や体へ負担がかかることもあります。
特にシニア期は、床の硬さによる負担を受けやすくなるため注意が必要です。
そのため、高反発素材や厚みのあるマットタイプなど、しっかり体を支えやすいものを選ぶと快適に休みやすくなります。
また、大型犬は熱がこもりやすい子も多いため、通気性も大切なポイントです。
ふわふわ感だけで選ぶのではなく、長時間くつろいでも負担が少ないかを意識して選ぶのがおすすめです。
大型犬におすすめのベッド
サイズや形状だけでなく、素材やお手入れのしやすさなども、犬用ベッド選びでは大切なポイントです。
愛犬が毎日長い時間を過ごす場所だからこそ、季節や年齢に合わせて、快適に使いやすいものを選んであげましょう。
| 季節 | おすすめ素材・タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| 春・夏 | メッシュ素材、コットン素材、接触冷感素材、高床式ベッド | 蒸れにくく、暑い時期も快適に過ごしやすい |
| 秋・冬 | ボア素材、フリース素材 | 体を優しく包み込み、寒い時期の冷え対策に役立つ |
犬は人のように全身で汗をかかないため、基本的に暑さに弱い動物です。
特に短頭種・大型犬は熱がこもりやすく、夏場は寝床の蒸れにも注意が必要になります。
一方で、小型犬など筋肉量が少ない犬種は寒さに弱い子も多く、冬場は冷え対策も大切です。
そのため、犬種の特徴や季節に合わせて素材を選ぶことで、より快適に過ごしやすくなります。
例えば夏場は、通気性の良いメッシュ生地や、さらっとした接触冷感素材などが人気です。
中型犬・大型犬の場合は、床との間に空間ができる高床式タイプを使うことで、熱がこもりにくくなることもあります。
ただし、冷感ジェル入りタイプには少し注意が必要です。
噛んで破れてしまうと、中身を誤飲してしまう危険があります。
特にパピー期や大型犬など、何でも噛みやすい子には、耐久性や安全性もあわせて確認しておくと安心です。
| 年齢 | おすすめのベッド | 重視したいポイント |
|---|---|---|
| パピー(子犬) | 洗いやすく乾きやすいベッド、装飾のないシンプルなベッド | お手入れのしやすさと安全性 |
| 成犬 | 体格やくつろぎ方に合ったベッド | 快適に休めること |
| シニア犬 | 洗いやすく乾きやすいベッド、厚みがありながらも出入り口は低いベッド | 足腰への負担の少なさと使いやすさ |
犬用ベッドは、年齢によって重視したいポイントも変わってきます。
パピー期は、噛み癖やトイレの失敗などで、ベッドが汚れたり壊れたりしやすい時期。
そのため、すぐに洗えるものや、乾きやすい素材のものがおすすめです。
また、装飾が多いベッドは、リボンやパーツを噛んで誤飲してしまうこともあるため注意が必要です。
特に子犬期は、装飾の少ないシンプルなタイプの方が安心して使いやすいでしょう。
一方でシニア期は、関節への負担や出入りのしやすさを意識して選ぶことが大切になります。
年齢とともにトイレの失敗が増える子もいるため、シニア犬にも洗いやすいベッドは向いています。
また、ドーム型のように視界が覆われるタイプより、カドラー型やマット型など、様子を確認しやすいタイプの方が使いやすい場合もあります。
縁が低く、無理なく出入りしやすいものを選ぶことで、足腰への負担も減らしやすくなります。
| 素材の例 | 洗いやすさ | 乾きやすさ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| コットン(綿) | ◎ | ○ | 家庭で洗いやすく、普段使いしやすい |
| メッシュ素材 | ◎ | ◎ | 通気性が良く、乾きやすい |
| ポリエステル素材 | ◎ | ◎ | 軽くて扱いやすく、お手入れも簡単 |
| フリース素材 | ○ | ○ | 洗濯しやすいが厚みによっては乾きにくいことも |
| ボア素材 | ○ | △ | 保温性は高いが乾くまで時間がかかりやすい |
| 高反発ウレタン入りベッド | △ | △ | カバーは洗えても中材は洗えない場合がある |
| 大型クッションタイプ | △ | △ | 厚みがあるため洗濯や乾燥に手間がかかりやすい |
※洗えるかどうかだけでなく、「カバーだけ洗えるタイプ」なのか、「本体ごと丸洗いできるタイプ」なのかも確認しておくと安心です。
見た目がおしゃれなベッドの中には、洗えないタイプもあります。
ただ、犬用ベッドは毎日使うものだからこそ、洗いやすさは大切なポイントです。
ベッドには、抜け毛やよだれ、皮脂、ニオイなどが少しずつ溜まっていきます。
汚れが残ったままだと雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイや衛生面が気になることも。
そのため、丸洗いできるものや、洗って乾きやすい素材のものは、日常的に使いやすくおすすめです。
もし洗いにくいベッドを使う場合は、上にタオルやブランケットを敷いて使うのもひとつの方法。
汚れた部分だけ気軽に洗いやすくなるため、お手入れの負担を減らしやすくなります。
「せっかく買ったのになかなか使ってくれない…」
実は、犬用ベッドではよくあるお悩みのひとつです。
特に新しい環境や初めて使うベッドは、警戒してすぐには入ってくれない子もいます。
そんな時は、無理に使わせようとせず、少しずつ慣れてもらうことが大切です。
また、新品特有のニオイが気になる子もいるため、使い始める前に軽く陰干ししておくのもおすすめです。
無理にベッドへ誘導するより、ここは安心して休める場所だと自然に感じてもらうことが大切です。
焦らず、その子のペースに合わせながら少しずつ慣らしてあげてくださいね。

「ベッド自体は悪くなさそうなのに、なぜか使ってくれない…」
そんな時は、置き場所を少し変えるだけで、安心して寝てくれるようになることもあります。
犬は、周囲の音や人の動きにも敏感です。
特に落ち着いて休みたい時は、安心できる場所かどうかが意外と大切になります。
また、広めのケージやサークルの中に置いてあげると、まるで自分の部屋の中のベッドのように感じて、安心して休めるようになる子もいます。
家族の気配は感じられつつも、落ち着いて眠れる場所を探してあげるのがおすすめです。

犬用ベッドは、ただ寝るためだけのものではありません。
愛犬が安心して休める自分だけの場所として、毎日の過ごしやすさにもつながる大切なアイテムです。
犬によって落ち着く形や好みはさまざま。
丸まって寝たい子もいれば、のびのび休みたい子もいますし、暑がり・寒がりなど体質の違いもあります。
そのため、
などを見ながら、その子に合ったベッドを選んであげることが大切です。
「人気だから」「見た目がかわいいから」だけでなく、愛犬が安心してくつろげるかを基準に選ぶことで、より快適な寝床になりやすくなります。
ぜひ、愛犬がほっと落ち着ける、お気に入りのベッドを見つけてあげてくださいね。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
MofuRoom(モフルーム)は、ペットベッドに特化した専門通販サイトです。 「かわいいが基準のベッド選び」をコンセプトに、デザイン性と機能性を両立したベッドだけを厳選しています。
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